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- 先輩医師インタビュー
令和2年卒業生
- ● 麻酔科を選んだ理由は?
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学生時代は他科に興味がありましたが、初期研修での麻酔科ローテ―ト中に麻酔の面白さや学問的な幅広さ・奥深さに惹かれ、麻酔科を選択しました。
その魅力を一言で言うと「麻酔医は格好良い!」です。
麻酔医がリスクの高い症例や手術中に起こり得るトラブルに対して、自分の持てる限りの知識と技術を駆使して対応し、手術終了後に患者さんが何事もなかったかのように目を覚まし、外科の先生方からも信頼されている姿がとても格好よく私の目に映りました。手術では術者にスポットライトが当たりがちなのに対し、麻酔医は縁の下の力持ち的な存在ではありますが、なくてはならない存在だと感じました。また、普段はほとんど一人で麻酔をかけている麻酔医が、緊急時には一気に集結し、協力してその場の危機を乗り越える緊張感と団結力にも心が揺さぶられました。そして、先生方が当たり前のようにしている格好良さの影に弛まぬ努力があることを知り、日々新しい知識や技術を学び続ける先生方の姿勢に、自分もこんな医師になりたいと強く思い、麻酔科を志望しました。
- ● 奈良県立医大を選んだ理由や経緯を教えてください。
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出身地が近いことや、出身大学・研修先病院であり最も身近な大学であったことが大きいです。
また、麻酔医になることを決めてから初期研修中に奈良医大麻酔科で術中麻酔を重点的にローテートさせていただき、たくさんの症例に触れる中で奈良医大の先生方の温かさを感じ、入局を決意しました。
- ● 奈良県立医大麻酔科の魅力は?
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心臓血管手術や小児手術、重症例や緊急手術なども十分に経験することができ、疑問に思ったことや、困難な症例にあたったときなどは、それぞれの専門の先生に意見を伺うことができる点です。いろいろな考え方を学ぶことができ、とても充実した後期研修を送ることができています。
また、関連病院が多く、希望すれば専門病院での研修も可能であるため、将来的に興味のある分野が出てきたときに選択肢が多いという点も魅力的でした。
- ● 今後の目標を教えてください。
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麻酔科だけでなく他科の先生方からも信頼されるような麻酔医になれるよう、日々研鑽を積んでいこうと思います。
- ● 入局を考えている先生にメッセージをお願いします。
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学生や初期研修医のみなさん、麻酔科に興味を持ってくれている先生方だけでなく、将来の専攻科に迷っている先生方や麻酔科がどんなところかよく分からないという先生方も、ぜひ一度奈良医大の麻酔科をローテートしてみてください。現場で麻酔医が何を考え、どんなことをしているか、また、外科の先生方とどんなコミュニケーションをとりながら手術がすすんでいくのかを実際に肌で感じてください。最初は慣れない手技や使用する薬剤の多さに戸惑うかもしれませんが、奈良医大麻酔科には一つ一つ丁寧に教えてくださる先生方がたくさんいます。自分から学ぼうという姿勢があれば、色々な知識や技術をいくらでも吸収できる環境が整っています。ぜひ一度、奈良医大麻酔科に来てみてください!