トップページ > 会長挨拶

この度、第20回日本脳神経モニタリング学会を副会長の奈良県立医科大学脳神経外科学教室の本山 靖先生と共に、平成26年7月12日(土曜日)に島津製作所イベントホール(東京、神田)にて開催させていただくこととなりました。奈良県立医科大学麻酔科学教室として誠に光栄に存ずるととも、その重責を感じております。近年、周術期や集中治療における患者さんの機能的予後が重要視される中、その予防的手段としての脳神経モニタリングの必要性が高く求められる一方、未だ方法や解釈などにおいて精度の向上が求められている現状であります。脳神経モニタリングの精度を高め、患者さんの機能的予後を改善するためには、様々な角度からの議論や情報収集が必要不可欠であります。

今回のテーマを、“チームで守ろう神経機能!”としました。脳神経モニタリングは、外科医、神経内科医、集中治療医、麻酔科医、臨床検査技師、臨床工学士など様々な業種が良好にコミュニケーションを取った上で、先進の技術と最新の知識を駆使し、行う必要があります。業種や施設の枠を超え、脳神経モニタリングの進歩の一助となる学会になればと考えております。本学会は、これまでも脳神経外科、救急科、麻酔科、神経内科、基礎医学ほか、様々な領域の先生方の活発なご議論の場として、発展してまいりました。第20回の本会におきましても、関連の先生方のご指導・ご協力を賜り、実りのあるものにしたいと思いますので、多数の演題応募とご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成25年12月10日
第20回日本脳神経モニタリング学会
会長 川口昌彦(奈良県立医科大学麻酔科学教室)
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