奈良県立医科大学【麻酔科学教室】


教育・研修

先輩医師インタビュー

平成21年卒業生

麻酔科を選んだ理由は?

もともとは内科志望でしたが、初期研修で各科を研修するうちにICU管理に興味を持つようになりました。麻酔科をローテートした際、開腹手術などの循環、呼吸管理が面白いと感じ、ICU管理にもつながることから選択しました。

麻酔科の研修体制のよいところは?

まず、術中麻酔だけでなく、ICU、ペインクリニックや緩和ケアでも研修可能なことがあげられると思います。術中麻酔では心臓血管手術、肺手術、新生児小児手術なども経験でき、重症例や緊急も経験できます。次に、その中で疑問に思ったことや、困難な症例にあたった時など、さまざまな専門の先生のその視点からの意見を気軽に聞くことができ、いろいろな考え方を学べるところです。
最後に、研修医は必ず何らかの失敗をしますが、オーベンの先生は見ていないようでしっかり見ていて対応をしてくれるところが挙げられます。
黙っていたのにばれていることも多々ありました。そのあとどうなったかは麻酔科に入局後、聴いてください。

将来の目標。
どのような麻酔科医になりたいですか?

まだ明確な将来像は描けませんが、どのような事態でも適切に対処できる麻酔科医になりたいです。

学生、初期研修医の皆さんに
メッセージをお願いします。

学生、初期研修、後期研修と経験して実感したのは、見学と自分ですることは思っている以上に異なることです。興味深いと思っていたことを、いざ仕事としてみると、じつはあまり面白く思えないなどということがしばしばおこります。逆に今まで興味なかったけれど、やってみると意外と面白いということにも遭遇します。
術中麻酔において、麻酔科の医師が何を考えているか、どんなことをしているか、経験してみないとわからないと思います。
是非、麻酔科をローテートしてみてください。

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